【COLUMN】花田伸一のアート!アート!アート! vol.47
2026.06.05
作者は本作のような色の異なる正方形が重なった絵画を多く制作しました。
例えば全く同じ赤色でも背景が白の場合と黒の場合では見え方は大きく変わります。
つまり、あるものの価値はそれ単体では決まらず、どの文脈に置かれるかによって変わるということです。
色に限らず、あらゆる物事や人もその価値は地と図の関係次第で相対的に変わってきます。
重要なのは文脈です。

[ジョセフ・アルバース作] 「正方形賛歌」 年代不詳/ウール(タペストリー )
別館2階神殿前

[キュレーター] 花田伸一
北九州市立美術館の学芸員、九州芸文館の学芸員を経て、現在佐賀大学芸術地域デザイン学部教授を務める。
