Merry Xmas!!
今年は何だか“冬とは思えない”、温かで穏やかな気候のまま、冬の一大イベントがやってきました。
我が千草ホテルのフランス料理レストラン「ミル・エルブ」は、開店より30周年という記念すべきメモリアルイヤー!
永年の多くのお客様からのご愛顧に感謝し、今年のクリスマスディナーは「千草ホテルのスペシャリテ」をギュッと詰め込んだお料理をご用意させて頂きました。
1985年の開業当時より、変わらぬ味を受け継いできた「九州産黒毛和牛の低温料理~ロッシーニ風~」
黒毛和牛の旨味をググッと引き出してくれる「低温調理」という技法。
専門的に少し解説しますと、お肉の塊の中心温度(芯温/しんおん)を65℃以上に上がらないよう設定したオーブンで、3日間に分けて真空調理をする、という。。。プロの骨頂ともいうべきスゴ技の調理法です。
その、最高に美味しい状態のお肉に・・・「ロッシーニ」という名前の・・・
これは、「フォアグラのソテー」が一緒についているお料理のことなのですが、イタリアの作曲家でもあり著名な美食家でもあった「ロッシーニさん」の名を冠し、さらに贅沢なことに、マデラ酒をベースにしたソースにはトリュフまで散りばめてあるという・・・
この、超ゼイタクなお肉料理のことを、フランス料理の世界では「ロッシーニ風」と称しています。
おっ!!おいしそう!!!
はい、大変贅沢で最高に美味しい一皿でございました(試食の感想です!笑)
そして、お皿が届く最後の最後まで、ナゾに包まれていたデザート。
「30」周年の文字と・・・ナゾの半球体にほわほわの・・・??
これは、チョコレートで出来たドームの中に、くわの農園さんのあまおうイチゴのコンポート&グラニテ、そしてカスタード風味のバタークリームを挟んだ小さなケーキにピスタチオのカリカリクッキーと・・・仕上げに、ミント味のわたあめ!
手前味噌ではありますが、もはや文章でも口頭でも説明出来ない、素晴らしい出来栄えのデザートでした!
そんな、スペシャルなお料理をスペシャルにお届けしていた、千草ホテルのサービスマンたち。
今宵はクリスマス・・・ということで、乾杯からシャンパンやスパークリングワインをオーダーされるお客様もいらっしゃったのですが、レストラン「ミルエルブ」のバックヤードの片隅で、ボトルについているコルク止めの「金具」を・・・何やら・・・グニグニと・・・チマチマと・・・
何してるんでしょうね?
しかし、なんだかものすごく楽しそうなんです(笑)
このサービスマンJさんは、千草ホテルでは支配人に次いで長いサービスマン歴を誇る超ベテランスタッフ。
ニコニコしながら、楽しそうに何かを作ってる?細工をしています。
「出来た~」とひそひそ声でささやいて見せてくれたのは・・・金具で作った小さな椅子!!きゃー!かわいい!!
これを、今宵のクリスマスディナーにお越しいただいたお客様のテーブルにこっそり置いたり、お帰りの際にお渡ししたり。
お客様は「わぁ!」「かわいい!」「すごーい!」と、とても喜んでくださって、その様子を眺めているだけで・・・もうほっこりしまくり!でした~。
ほんの、ちょっとの、小さな小さなプレゼント、ですが、サービスマンJさんのほんっとに優しい人柄が現れた、素敵なサプライズ。
「しょーもないことして、遊びよるんよねぇ、だけどお客さんが喜んでくれるかな~せっかくやな~と思って・・・」照れながら話してくれた姿に、同じ職場で働く者としても、すごく心に残るひとときでした!
最高です、千草ホテル(自画自賛~笑)
では、みなさま、引き続き楽しいクリスマスの夜を・・・♪♪
※最後になりましたが、こちらはレストランの名物?マネージャーの、双子のお兄さん(彼も今宵はサンタクロース)です!