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くわの農園のあまおういちご!
2015.12.09

12月に入るこの時期は…私の中で冬シーズンの定番となっている大事な大事なお仕事がやって来ます。

「旬を迎えたイチゴの仕入れ」!!

そうです、福津市にある「くわの農園」さんのイチゴ「あまおう」のシーズン到来なのです!!

毎年、千草ホテルのクリスマスケーキたちは、このくわの農園さんのあまおうをたっぷり使用しているのです!

 

ご存じない方が多いのですが、実はこの「くわの農園」さん、福津の土地でナント、17代も続く農家さん!!

17代ですよ、17代…いつまでさかのぼれるんだろう…明治、いや、江戸時代かな…安土桃山時代までいけるかな…

我が千草ホテルも、創業から101年目を迎えてますので、歴史あるホテルなんだ~!と、自負しておりました、が、到底かなわない!!

歴史の教科書に載ってもおかしくない?!位の、ものすごく歴史ある由緒正しき「プロの農家さん」なのです!

 

さて、そんなくわの農園さんのあまおうイチゴ。

仕入れを兼ねて、早速畑を拝見しに行ってまいりました。

今日は12月とは思えないほどの穏やかな気候でしたが、通り道の景色はしっかり冬支度。

紅葉もすっかり終わり、空にはうろこ雲。

このハウスでは「高設栽培(こうせつさいばい)」という、人間の腰くらいの高さのある台の上に土を敷いて、イチゴが栽培されています。

広ーーーい!!!

何度来ても「おぉ!」と思わず言ってしまうんですが、中は本当に広いんです!!

写真には写っていませんが、この3倍くらいの広さがあります。

白く可愛いお花がちゃーんと咲いています!ほんっとカワイイ!!

あぁぁぁ!!!なってる!なってる!イチゴちゃん!!

こちらの畝(うね)は、これから実が大きくなり、色がしっかりついてくるところ。

白く見えるのは、苗が植えてある土にかぶせてあるビニールのシート、これで土を覆ってあるんですね~。

 

ところで、くわの農園さんのイチゴ、その美味しさの秘密をこっそりお教えしますと…

実はイチゴというものは、“ある程度色づいた段階”で摘果(収穫)しても、

少しの間“放置”、寒いところに放っておいたら…赤く、色がつく(正しくは赤く色が出てくる)んだそうです。

我々がよく知っている果物でいえば「バナナ」、これは、放置しておくと「追熟」をして黒い斑点(ハニースポット)が現れ、どんどん甘みが増していきますが…

(実は、マンゴーなども追熟をする果物なのです。もしかして南国の果物って、みんなそうなのかしら~??)

しかしイチゴの場合は、「摘果した瞬間」それ以上に甘みが増すことはないのだとか。

 

と、いうことは・・・「摘果する瞬間」に「最高潮に甘くて美味しい」の状態であること、これが、くわのさんのこだわり。

なので、くわの農園のあまおうたちは、「真っ赤に完熟している状態」で摘果されているのです!!

 

そして、ここからが私のような「仕入れ担当」している人間の出番となるわけですが。

「摘果(収穫)」→大きさや形ごとに「仕分け・選定」→商品として販売するための「梱包」→「出荷」→消費者の皆様の元へ。

この、梱包から出荷、そして消費者(=食べてくれるお客様)の元へお届けする時間、これを“最短”かつ“確実・丁寧”に行うことが、私の役目。

物流や卸の制度がとても発達した現代であっても、やはりそこにかかる時間はゼロではなく、どうしても時間のロスが生まれてしまいます。

「生産者の方の手元に受け取りにいく」

これ、とっても大事なことだと、思っているんです。

 

また、さらに言えば、我々は「イチゴ」を商品としてそのまま販売しているお店ではなく、

そのイチゴを「さらに美味しくして、お客様の元へ届ける役目」

これが、千草ホテルのあるべき姿であり、ここで働く調理スタッフの“THE・腕のみせどころ”!!!!

 

ということで…普通に食べても圧倒的に美味しい「くわの農園のあまおうイチゴ」を、

我がホテルのパティシエ(ケーキ職人)が“可愛く”“美味しく”仕上げてくれます!!

 

ということで次号ブログでは、クリスマスケーキ以外の旬のおすすめイチゴ商品、ご紹介しましょうね~!!