こんにちわ!
暑い夏が・・・ちょっと、いや、だいぶ、通り過ぎましたね(遠い目・・・更新をサボっていたのは・・・)
ほんの少し、猛暑から解放されたと思ったら、北九州はホントに雨ばっかり!!
どんなに晴れていても一日に一度はやってくるスコールのような激しい雨、
小倉で降ってると聞いても八幡ではカラリと晴れていて、
折尾が晴れていると聞いても黒崎ではドシャ降り・・・近くにいてこんなに天候が違うのも不思議!
北九州は、すっかり亜熱帯のような気候になってしまいました。
また、少し落ち着いたとはいえまだまだ暑い気温に加えて蒸すようなジメジメ感・・・
言葉は悪いですが“暑苦しい”毎日・・・
皆様お元気でいらっしゃいますか?バテてしまっていませんか?
さて、本日は、お客さまとの会話の中の「ハテナ?」からひろがった面白いお話を少し☆
「ミネストローネ」と聞くと、皆さんは何を、どんな料理を、思い浮かべますか?
即座に「イタリア料理!」と思われた方は、食に詳しい方かもしれませんね~。
そう、「ミネストローネ」と言われて思い出すお料理といえば、トマトの入った野菜スープ!
角切りにしたキャベツや玉ねぎ、人参やトマトなどが、
コンソメベースの透き通ったスープの中にたっぷり入っている、
「食べるスープ」といった印象がとても大きなお料理です。
・・・・・では。
・・・・・「フルーツのミネストローネ」と聞いて、どう思われますか?
・・・・・
・・・・・
・・・・・「えぇぇぇぇ?????」というお声が聞こえてきそうですね~。
ちょっと、イメージが沸きにくい、かも。
「カットされたフルーツがたくさん入ってるのかなぁ?」
「フルーツを使ったスープ????」
そんな疑問をお持ちになることでしょうね~!
実は、前回のブログでも写真を紹介していたのですが、
フレンチレストラン・ミルエルブのデザートで、この夏一番人気だったのが
「季節のフルーツの“ミネストローネ”仕立て」というデザートだったのです。
で、このデザートから、コトは始まりました。
「ミネストローネって、どんな意味なんですか?」
・・・・・・・・・・・えぇっと~・・・・・・・・汗汗汗汗
どんな意味どんな意味どんな意味・・・・頭がぐるぐるしちゃいます(笑)
「たくさんのお野菜が入ったイタリア料理のスープのことだと・・・・」
そう、思っていた私ですが、こんな風に原点に戻ってご質問頂くと、いい加減な答えは出来ません。
「申し訳ございません、すぐに調べてまいります!」
・・・・・格好悪いことですが、適当なことを適当に答えられないのが私の悪い?良い?クセ・・・
すぐに、辞書を手にします。
すると、ミネストローネ、とは、元々イタリア語で「具沢山」「ごちゃ混ぜ」といった意味だということが判明!
さっそく、その旨をお客さまにお伝えすると・・・
「なるほど~!面白いですね。ごちゃ混ぜ!そっか、だからこのデザートはフルーツがいろいろいろいろ入っててにぎやかなんですね~!」
情けない私の額の汗とはウラハラに、お客さまはなんだかとっても感心してらっしゃるご様子。
そして、「でも、そしたら、スープってことに限定されてるわけでも、ないんですよね?」
・・・・・・もう、降参したかったです(笑)
いえいえいえいえ、そんなわけには!!(笑)
やはり、スープで間違いないのですが、語源をたどっていくと、「奉仕する」「仕える」といった単語に強調の語尾がついて、現在のミネストローネになったとか。
奉仕するという意味の単語が、なぜ、どうして、トマトなどの野菜がたくさん入ったスープを指すようになったのかは不明ですが
言葉の語源、とっても奥が深いですね~(しみじみ!)
本当はいけないこと、なんですが、私たちのようなホテルマン、サービスマン、料理人などの間で
ごく当たり前に使われている料理用語や単語にも、掘り下げていくとものすごーーく深い意味が隠されているのでは????
なんだか、新たな分野に興味が湧いてきた瞬間!でした。
食を通じて気が付くことの面白さ、これからもこのブログ上などで、どんどん発信していきたいと思います♪
皆様からの過激な(?シンプル?)ご質問にも答えられるよう、日々勉強して参ります~!!