【COLUMN】花田伸一のアート!アート!アート! vol.46
2026.03.05
不安定な砂の上でバレエのトゥシューズが爪先立ちする様子が焼き物で表現されています。
足元には有刺鉄線も。優雅さと殺伐とが複雑にせめぎあう世界観。
本作のきっかけは2022年ロシアのウクライナ侵攻とのこと。
両国いずれにも誇り高きバレエ団の歴史があります。
作者はこれまでも紛争や戦争のニュースに心を痛め、有刺鉄線や軍靴を焼き物で作り発表してきました。

[小野允子(おののぶこ)作] 「砂上のトゥシューズ」 2023年/陶彫
本館1階フランス料理ミル・エルブ

[キュレーター] 花田伸一
北九州市立美術館の学芸員、九州芸文館の学芸員を経て、現在佐賀大学芸術地域デザイン学部教授を務める。
